昆虫を捨てた男のCOJブログ

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賭博黙示録ゴーストフェンサー(前編)

皆さんこんにちは。エロ画像を間違えて大学の研究室の先生に送りつけてしまい、1週間くらいそのことでイジられ続けていたインセクターHAGAです。

さて、今回は書くことが無くて困った時のSSです。嫌いな方はお戻りください。今回でSSを書くのは3回目ですが、毎回タイピングしながら話を考えているのでグダグダになったらごめんなさい。

 

COJ物語その3 賭博黙示録ゴーストフェンサー〜俺が、ハラおう〜 (前編)

 

ここは、電脳世界。悪魔族の住む地底洞窟では今、ガールズトークの最中のようである。

  
リリム「そういえば、ver1.0の頃と比べると悪魔族ユニットも増えたよね」
 
アーテー「そうね。マコが来たあたりから徐々に増え始めたわね」
 
マコ「今や私もベルゼブブさんやアレスさんと一緒にデッキに入ることが多くなりましたし、悪魔族の時代が来ていると思います!」
 
チアデビル「かっこいい悪魔さんも増えましたよね!」
 
ヴァイパー「デモンズハンター君とか?」
 
リリム「デモンズハンター君はかっこいいよねー!」
 
アーテー「そうね、強いしかっこいいし、あと声が素敵よね」
 
マコ「やっぱり皆さんデモンズハンターさん好きですよね!あと、ベルゼブブさんやアレスさんもとても頼もしいです!」
 
ヴァルゴ「私はメフィストさんや、最近はあまり見かけないけどエリゴールさんもかっこいいと思う♡」
 
リリム「ヴァルゴちゃんだ!そうよね、ヴァルゴちゃんもそのかわいいルックスで男性エージェントの心を鷲掴みにしてる小悪魔ちゃんだから、もう悪魔族みたいなもんよね!」
 
一同「そうだね!」
 
マコ「そういえば、メフィストさんはイベントの時だけシフトが週7になるんだって…かわいそう…」
 
ヴァルゴ「てかメフィストさんってバイトなんだ…」
 
リリム「COJの闇だわ…」
 
haru〇aze「呼んだ?」
 

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アーテー「ここは男子禁制ですが」

 

ha〇ukaze「いいじゃん別に」

 

マコ「誰ですか?」

 

hagekasu「おいおい、初代(髪の毛)あるかなカップ優勝者の俺を知らないのか?」

 

リリム「なにこの人…気持ち悪い…帰ってください…」

 

春風(ローマ字変換めんどくさい)「いいじゃないか、俺もお話にまぜてく…」

 

ヴァルゴ「ラブリーマッスルー♡(物理)」

 

春風「ぐ、ぐわー!!!!」

 

こうして、初代キングは電脳空間から追放されたのだった。

 

ヴァイパー「でも、話戻すけど今名前が挙がった方達はみんなかっこいいと思うけど、正直他は微妙じゃない?」
 
チアデビル「まあそもそも悪魔族は女の子が多い種族ですからね」
 
リリム「てか、他に男悪魔って誰かいたっけ?」
 
アーテー「特に思いつかないわね」
 
リリム「だよね、まあいたとしても思い出せない時点で大したことないってことだよね」
 
今回は、この一連の会話で話題にすら上らなかった哀しき悪魔、ゴーストフェンサーの物語である…。
 

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ゴーストフェンサー(はあ…やっぱり俺は影が薄いなあ…)
 
ゴーストフェンサーは、悪魔界ではモテモテで大人気のデモンズハンターと瓜二つの顔をしているにも関わらず、人気がないどころか存在を認知されていないことについて悩んでいた。
 
ゴーストフェンサー(俺も、デモンズハンターみたいに人気者になりたい!モテたい!)
 
ゴーストフェンサーは必死に考えたが、モテない男には何をどうしていいのかが分からなかったのでとりあえず自分のナニをどうにかすることにした。
 
そんな色々な意味で悶々とした生活を送っていたある日、ゴーストフェンサーにチャンスが訪れた。悪魔族が集う飲み会が行われたのである。さらに、デモンズハンター・アレス・ベルゼブブ・エリゴールはなぜかわからないが奇跡的に同じタイミングでそれぞれ順番に頭痛・腹痛・腰痛・生理痛を起こして飲み会に参加できなかった。また、メフィストはイベント中で忙しすぎて参加できず、要するにゴーストフェンサーが注目される恰好の舞台となった。
 
人気どころの男悪魔が軒並みなぜか欠席していたため女性陣はテンションが低めであったが、ゴーストフェンサーはここぞとばかりに必死に場を盛り上げた。そして、帰り際酒も入りすっかり気が大きくなったゴーストフェンサーは全員分の会計を自腹で済ませた。女性悪魔(もちろんヴァルゴたそも含む)達に笑顔で感謝されたことなど一度もなかったゴーストフェンサーは、すっかり舞い上がってしまった。
 
ゴーストフェンサーは、色々と考えた結果気前よくお金を払うことで女性陣と関わりを持つという方法を選んだ。ある意味、モテない、面白くもない男が女にチヤホヤされるための唯一の方法かもしれない。
 
しかし、ゴーストフェンサーはすぐに壁にぶち当たった。電脳世界では基本的に給料は使用率や活躍の度合によって月単位で大きく変動する。そのため、使用率の低いゴーストフェンサーは万年安月給であった。よって、すぐにお金が底をついてしまった。
 
ゴーストフェンサー(何か別の方法を考えないとな…しかし他に何があるのか…)
 
しかし、天は再び彼に味方した。ゴーストフェンサーが(4ptカードとしては)強いということが判明し、ランカーリプレイに乗ったこともあり、ある時から使用率が急上昇した。一時期は、様々な場所でゴーストフェンサーの効果発動時の「俺が、祓おう」というセリフが聞こえていた。
ポイント更新が行われるまでの2週間の間ではあったが、ゴーストフェンサーは今までにないくらいの使用率であった。そして、その月の給料日はかなりまとまった額のお金を得ることができた。その後、ゴーストフェンサーは2週間は働きづめ、2週間はほぼ休み…とライフスタイルがDOP更新のサイクルと共に変化するようになった。これなら、俺は女の子達と(財布として)仲良くなれるとゴーストフェンサーは喜んだ。
 
ある日の昼・フィールド上
 
ゴーストフェンサー「俺が、祓おう」
(jokerゲージ10%減少)
 
ある日の夜・飲み会
 
リリム「そろそろお開きにしよっか」
 
アーテー「お会計はどうしよっか…」
 
(全員がゴーストフェンサーに熱い視線を送る)
 
ゴーストフェンサー「俺が、払おう」
(所持金ゲージ10%減少)
 
一同「いつもありがとー♡」
 
 
と、上記のような生活を送っていた。彼にとって、これは幸せなお金の使い方だった。
 
しかし、彼の計画は頓挫することになった。
新カードが追加されたのである。新カードが追加された事によりカードプールが増加、結果的にDOPが2ptのカードが増加することとなった。
 
ただ人間、一度QOLを上げてしまうとなかなか元には戻せないものである。ゴーストフェンサーもその例に漏れず、今までの薔薇色の生活を捨てられなかった。
 
そして、ゴーストフェンサーは借金をするようになった。こうなるともう堕落する一方である…
 
6ヶ月後、ゴーストフェンサーは借金が膨れ上がり、黒服にサングラスの男に連れられ、ある船に乗り込むこととなった…
 
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(後編に続く)
 
もしいいオチが思いつかなかったら、このまま放置するかもしれません。その時はごめんなさい。
それではまた。